2022 JAIST 情報科学 院試体験記
こんにちはわけたくです。この度はJAIST第1回(7月)入試に合格しました。
本記事では大学院受験までの経緯と試験の体験談を書いていこうと思います。今後JAISTの受験を考えている方がいたら、情報収集の一環として参考にしてください。
具体的な対策については、別の記事に書いたので、↓を参考にしてください!
JAIST受験まで
私は、学部では、キャリアデザイン学部という文系の学問を専攻していました。人や社会をより良い方向に向かわせるにはどうしたら良いのかについて考えていましたが、当時、文系の壁を感じました。仮に、より良い方向に向かわせる方法を思いついたとしても、なんのスキルもない自分の手では何するこもできないと思ったのです。今考えれば、他の人の手を借りればいいじゃんと思いますが、当時は違いました。また、AIやブロックチェーンなど、世界を変えると言われるようなテクノロジーは、コンピューターサイエンスや情報科学と言われるような分野になることを知りました。そんなこともあり、大学院に進学して、情報系のことをもっと知りたいと思ったのが、JAISTを受験した経緯になります。
大学院選びは、
- やりたい研究ができるかどうか
- 情報学を基礎から学べるカリキュラムがあるか
- 文系でも合格しやすいか
の3点を軸に行いました。結果的には東京大学, 東工大, NAIST, JAISTが候補に挙がってきました。実際は受験難易度を踏まえてNAISTとJAISTを受験することにしました。
その後オンライン説明会,研究室訪問を行いました。JAISTに関しては、オンラインで、3名の教員、対面で1名の教員と面談をしました。その際に、やりたい研究についてのフィードバックをいただいたり、自分のような文系をバックグラウンドに持つ学生でも受け入れていただくことは可能かなどを聞きました。結果的に、一部「進学後に大変な思いをするよ」という軽い脅しをいただきましたが、4名の教員全員が「文系でも大丈夫だよ」と言ってくれました。
入試準備と対策
JAISTの入試は研究計画書,およびそのプレゼン(7分),プレゼン内容の質疑応答含む面接(23分)によって合否が決まります。私は、勉強をした後に研究をするというより、研究をするために勉強をするという考え方の方が好きなので、JAISTを志望校にしたのも、研究ファーストが入試の段階から伝わってきたという理由もあります。
しかしながら、あまりにも基礎がない状態だったので、アルゴリズムやデータ構造、プログラミング、微分積分・線形代数・確率などの数学を勉強しつつ、自分の興味のある分野の本やメディア、論文から情報を収集することが大事だと思い対策をしました。
1. 自分にとってワクワクする分野の論文を読む + 関連分野のビジネス書、入門書から専門書を読む
2. 志望研究室の教授のHPや論文を読む
3. よくわからない言葉等があったら適宜調べる
この3つのサイクルを行う中で自分の研究計画を練っていきました。また研究計画書は1000字以内で書かなければならず結構短いです。なので具体的な構成を書くというより研究背景や動機,研究の目的,意義や新規性などを簡潔にしっかりと書くことが求められていると感じました。実際に書いたあとは第3者に添削をお願いして研究計画書をブラッシュアップさせていきました。
またプレゼン資料は研究計画書の内容説明になるので研究計画書の視覚的な補助となるように意識して作りました。文字はできるだけ大きくし、図やグラフを積極的に使いました。
研究計画書とプレゼン資料ができてから当日まではプレゼンの練習や想定される質問に対しての回答を考えて過ごしました。とくにプレゼン練習は本番状況と同じWebexというオンラインミーティング用サービスを利用し時間を意識してオンライン下で行いました。これも第3者に聞いてもらって行いました。
当日
webexを利用してオンライン受験。7分のプレゼンテーション,その後23分の(プレゼン内容に関する質疑応答含む)面接がありました。
聞かれた内容としては、
- 研究計画書で出てくる専門用語の説明
- 研究手法についての確認
- なぜその研究をしたいのか
- その研究をするのに足りないスキル
- 研究に向けて何を勉強しているか
- 固有値とは何か
- 逆行列とは何か
- ポインタとは何か
- 英語はできるか
- JAISTではどんな講義を受講したいか
でした。ほかの方の体験談だと知識系の質問も問われているようですが私はありませんでした。プレゼン内容の質問がかなり多くて10個近くありました。ほかの方も書いてありますが結構突っ込まれます。(煽るようなのも飛んできます)ここら辺はプレゼン内容,試験官次第といった感じのようです。もちろん知識系の質問にも答えられるよう準備はすべきでしょう。
私自身質疑応答自体はうまく答えられていないものもありましたがなんとかなったので,発表内容に対して自信をもってなるべく論理的に応えようとする姿勢が大事だと思います。
ちなみに私の場合、面接官が3名いたのですが、そのうちの一名は最後まで、「その研究は修士のうちにやること無理でしょう」と言われ続けました。笑
試験後
おおよそ2週間後に合格発表があり無事合格していました。
以上、受験の流れを説明しました。あくまで私個人が体験したことですので、他の方々がどうだったのかは分かりません。こんな受験者がいたという事実として受け取ってもらえればと思います。対策について詳細に書いた記事もあるので良ければご覧ください。↓
最後に
院試についてのご相談はこちらからお申し込みください。60分間で、院試や進学後についての情報提供、研究計画書のフィードバック、面接練習、などお手伝いできます。